地域コミュニティの社会的役割が重要さを増す今日において、多様な地域の資源(者・物)を活用し、様々な主体(行政・産業・住民・学術)が協働した中で、創造力溢れる施策を生み出すことが求められています。
しかし、各主体の間には少なからず"すきま"が生じており、その"すきま"を埋めつつ、効果的に施策を展開する必要があります。
その"すきま"を埋めるために、自治体という見えない囲いに囚われることなく、生活圏を同一にする広範な地域をステージとして、多くの主体を"つなぐ"ことが必要です。
私たちは、自治体の職員であるがゆえに得られる、経験や知識、人々とのつながりを積極的に地域に還元し、より多くの主体を"つなぐ"ことを目的として、再資源化の可能性のある『厄介もの』を素材として発掘し、その素材を活かした地域のブランド品を製作することで、その『厄介もの』を特産品の「話」・地産地商の「輪」・主体間の「和」・驚きの「ワッ」という4つの「WA」を備えた『地域の宝』へと昇華させ、"みんなの気持ち"をひとつにする「つくリングプロジェクト」という研究を進めています。
人と人との"つながり"を最重要視し、多くの人の協力を得て進めるつくリングプロジェクト。小さなPDCAのサイクルを積み重ね、網の目のように"つながり"を増やすことで、つくリングプロジェクトを発展させ、地域の宝(物、者)を創出するための場となることを目指していきたいと考えています。
未来を担う子どもたちのために30年後の"0463"地域に何を残せるのか。今まさに私たちが自治体職員としても、住民としても、責任をもって行動する時期であると考え、NPO法人0463チャレンジセンターを設立します。
平成24年4月17日
法人の名称 NPO法人0463チャレンジセンター
設立代表者 秋山 修一